この記事の結論
開業は、やることが多くて不安に見えるが、実は一つずつ潰せば、必ず終わる。やるべきことを、順番に並べたチェックリストにすれば、上から潰していくだけで、開業は完了する。この記事は、開業のときにやることの**全体像(地図)**だ。詳細は各リンク先で。まず、何をやればいいかの全体像を掴もう。
この記事は、Lv.1(準備期)の一人社長に向けて書いています。
開業は「やることが多くて不安」になる
副業や独立で事業を始めるとき、多くの人がぶつかる壁が、「何を、どの順番でやればいいか分からない」だ。開業届、確定申告、保険、口座、ツール…。やることが多そうで、何から手をつければいいか分からず、不安で動けなくなる。
だが、安心してほしい。開業でやることは、一つずつ潰していけば、必ず終わるものだ。バラバラに見えて、整理すれば、有限のチェックリストになる。この記事は、その**全体像(地図)**を示す。一つひとつの詳細は、各リンク先の記事にある。まずは、開業の全体像を、この記事で掴んでほしい。
① 届出を出す(税務署)
開業で、まず押さえる中心が、税務署への届出だ。
この2つは、節税に直結する。期限のある青色申告の申請を、忘れない。会社員のまま副業の場合は、副業禁止規定やマイナンバー・住民税の扱いも先に確認する。
② 保険・年金の手続き(退職して独立する場合)
会社を辞めて独立するなら、健康保険と年金の切替が必要だ。
- 国保・年金の切替(退職から14日以内。→ 国保・年金の切替手続き)
- 配偶者の扶養への影響も確認
副業で会社員を続ける場合は、この手続きは不要。自分の状況に合わせて、必要な手続きだけを潰す。漏れがないか、届出の漏れチェックリストで確認するとよい。
③ お金の器を用意する
事業のお金を、生活と分けて管理する準備をする。
- 事業用の銀行口座・カードを用意する(→ 事業用の銀行口座・カードの準備)
- 会計ソフトを準備する(→ 会計ソフトの選び方。最初は無料プランでも可)
- 請求書を出せるようにする(→ 請求書の出し方)
お金の器(口座・ソフト・請求の仕組み)を最初に整えると、後の帳簿づけや確定申告が、ぐっと楽になる。
④ 屋号・対外的な準備
事業の「顔」を整える。
- 屋号を決める(→ 屋号の決め方。決まっていれば開業届にも書ける)
- プロフィールを用意する(→ プロフィールの作り方)
- 必要なら、最初の契約書のテンプレートを用意
これらは、最初の仕事を取るための準備だ。事業内容によって、必要なものは変わる。
⑤ 業種別の確認(必要な人だけ)
事業の内容によっては、追加の確認が要る。
- 許認可が必要な業種かを確認(→ 業種別の許認可確認)
- インボイスが必要そうなら、消費税・インボイスの判断を確認
多くの一人社長は、許認可は不要だ。だが、「自分の事業は要らないか」を一度確認しておく。これで、開業の主要なやることは、ひととおり押さえられる。
「自分に関係あるものだけ」を潰す
ここまで並べたが、全部が全員に必要なわけではない。副業か独立か、個人事業か、業種は何か——状況によって、やることは変わる。
- 副業(会社員のまま):①④が中心。②は基本不要
- 独立(個人事業):①②③④、⑤は業種次第
自分の状況に関係あるものだけを、チェックリストとして抜き出し、上から潰す。関係ないものは、飛ばしていい。「全部やらなきゃ」と気負わず、「自分に必要なものだけ」を、一つずつ。
準備期の一人社長へ
開業は、やることが多くて不安に見える。だが、その正体は、整理されていないだけだ。やるべきことを、順番に並べたチェックリストにすれば、上から潰していくだけで、開業は終わる。
届出、保険・年金、お金の器、屋号・対外準備、業種別の確認。これが、開業の全体像だ。自分の状況に関係あるものだけを抜き出し、一つずつ潰す。詳細は、各リンク先の記事にある。一度に全部を理解しようとせず、まず全体像を掴み、目の前の一つから手をつける。チェックが全部終われば、もう開業のためにやることはない。あとは、本業に集中するだけだ。