この記事の結論
副業を始めると、プロフィールを書く場面が増える。だが、経歴を並べるだけでは、仕事につながらない。仕事を呼ぶプロフィールの鍵は、「何ができる人か」を最初の一行で伝え、相手の得を書くこと。実績で裏付け、人柄を少し見せ、依頼への導線を置く。プロフィールは、自己紹介ではなく、「この人に頼みたい」と思わせる営業ツールだ。
この記事は、Lv.1(準備期)の一人社長に向けて書いています。
プロフィールは「営業ツール」
副業を始めると、プロフィールを書く場面が次々出てくる。SNS、クラウドソーシング、ポートフォリオ、提案資料。このプロフィールを、ただの「自己紹介」だと思っていると、もったいない。
プロフィールは、見込み客が「この人に頼もうか」を判断する、営業ツールだ。良いプロフィールは、仕事を呼ぶ。経歴をだらだら並べただけのプロフィールは、読まれず、仕事にもつながらない。プロフィールを、自分を語る場ではなく、相手に「頼みたい」と思わせる場として、設計する。これは、ポートフォリオの作り方と同じ発想だ。
最初の一行で「何ができる人か」
プロフィールで最も大事なのは、最初の一行だ。ここで「何ができる人か」が伝わらないと、その先は読まれない。
「◯◯が得意な△△です」「□□の悩みを解決します」。一目で、何の人で、何をしてくれるかが分かる一行を、最初に置く。長い経歴から始めると、相手は「で、結局何ができるの?」と離脱する。結論から書く。これは記事の「結論を先に」と同じだ。最初の一行で、相手に「自分に関係ある人だ」と思わせる。
経歴でなく「相手の得」を書く
プロフィールで、やりがちな失敗が、自分の経歴を並べることだ。「◯年に△△を経験し、□□に従事し…」。これは、書く側の都合であって、読む側が知りたいことではない。
読む側が知りたいのは、「この人に頼むと、自分にどんな得があるか」だ。だから、経歴そのものより、それによって相手にどんな価値を提供できるかを書く。「◯年の経験を活かして、あなたの△△を□□します」のように、経歴を相手の得に翻訳する。主語を、自分から相手に変える。これは、プロフィールの説得力を、大きく変える。
「実績・具体例」で裏付ける
「できます」と言うだけでは、説得力がない。それを実績や具体例で裏付ける。
これまでの仕事、解決した課題、具体的な成果。準備期で実績が少なくても、「こういうことをやった」「こういう人の役に立った」という具体例があれば、信頼につながる。抽象的な「丁寧に対応します」より、「◯◯の案件で、△△という成果を出した」という具体が効く。裏付けのある主張が、プロフィールを信頼できるものにする。
「人柄」を少し見せる
仕事は、能力だけでなく、人で選ばれることも多い。特に、一人社長との取引は、その人と直接やり取りする。だから、プロフィールに、人柄が伝わる要素を少し入れる。
なぜこの仕事をしているのか、何を大切にしているのか、どんな思いで取り組んでいるか。少しだけ、人間味を見せる。これが、「この人となら気持ちよく仕事ができそう」という安心感につながる。ただし、入れすぎると本題がぼやけるので、あくまで「少し」。能力の裏付けに、人柄を添える。
「依頼への導線」を置く
プロフィールを読んで「頼みたい」と思った人が、すぐ次の行動に移れるようにする。
連絡先、依頼方法、「お気軽にご相談ください」の一言。これがないと、せっかく興味を持った人が、どうすればいいか分からず、離れてしまう。プロフィールの最後に、依頼や問い合わせへの導線を置く。読ませて終わりではなく、行動につなげる。これは、集客サイトの「問い合わせ導線」と同じ考え方だ。
準備期の一人社長へ
プロフィールは、自己紹介ではなく、仕事を呼ぶ営業ツールだ。経歴を並べるだけでは、読まれず、仕事にもつながらない。
最初の一行で「何ができる人か」を伝え、経歴でなく相手の得を書き、実績で裏付ける。人柄を少し見せ、依頼への導線を置く。プロフィールの主役は、自分ではなく、それを読む相手だ。「この人に頼みたい」と思わせることを目的に設計すれば、プロフィールは、黙っていても仕事を呼ぶ。準備期に、自分を伝える力を磨いておくことが、最初の顧客につながる第一歩だ。